2016/11/13

びんぼうなりたや



落語にもなっている兵庫県の民話です。
家が代々金持ちな男は嫌気がさし、お金を皆に配りますが
利子をつけて返されるもんだから余計にお金がたまってしまい
これは大変困る、と。大黒さんの掛け軸を外して貧乏神の
掛け軸を飾ったり、家のお宝もすべて片っ端から売る始末。
すべてを手放した男はがらんとした様子に満足すっきり。
そして今度は持ち山までいらんと削りはじめました。
するとそこからなんと大判小判がざっくざく。男はがっくりと
「ああ、俺はついてないなあ」と悲しみのため息をもらしました。

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